川越駅から、大勢の生徒たちと単線のJR八高線に乗り込む。
途中、生徒達が電車から降りていき、電車のなかの人影はまばらになった。川越駅から約35分の電車旅。目に飛び込む景色に緑色が増えて、夏の始まりの入道雲が山の影から勢いよくせり上がっている。
「野村園」がある金子駅で降り、左手へと進む。バス停を横切り左手の踏切を渡ると、緑の匂いがぐっと濃くなった。いつか森の中で遊んだ日と、同じ匂いだ。ふと、故郷の祖母の笑った顔が浮かんでくる。
遙か下に小川がきらめく道を越えて、信号を左折。マミーマートの向かいにある小道を右折すると、「狭山茶」ののぼりがはためくのが見えた。
「ここだろうか?」と見ると、野村園を営む野村さんが出迎えてくださった。
お茶作りの家業を継ぐということ
取材を始める前に、野村さんが水出し緑茶でもてなして下さった。
きりりと冷たく、口の中で甘味と豊かな香りがふんわりと広がる。
取材の前には少しの緊張感と高揚感と、さまざまな感情が交錯する。狭山茶の優しい甘味は、そんな心をそっとほどいてくれているような感覚にもなった。
一息ついてから、狭山茶を作られている野村さんから生産や製造に関するお話を伺った。
ーー販売所では、どのような種類のお茶を作られているのでしょうか?
野村さん:うちが作っているのは、緑茶と紅茶、ほうじ茶もありますね。
急須で飲むようなリーフのタイプと、ティーバッグタイプを販売しています。あとは、寿司屋で飲むような、お湯で溶かして飲む粉末タイプもあります。引き合いがあるのはパン屋さんやケーキ屋さんで、お菓子やパンに混ぜ込む用としてもご利用頂いています。
ーー飲む用のお茶って食べられないかと思っていました。
野村さん:上質なお茶であれば、お茶の葉も食べられます。出がらしを軽く絞って、醤油と鰹節を乗っけて食べることもできますね。あとは、お茶にする前の生葉を天ぷらにして、食べる方もいますね。一般的にはお茶って煎じて飲むものですが、可能性はいろいろあるので発信していきたいです。
ーーお茶の天ぷらは、ぜひ私も試してみたいです。
野村さん:お茶の新芽は足が早いので、生葉は一般的には普及しづらいところもあります。半日経たず萎れてきてしまうこともありますので。
野村さんが愛用されているフィルターインボトル。急須がなくても手軽に水出し緑茶を楽しめるグッズ。
ーーこちらではお茶の生産・製造・販売まで行われているのでしょうか?
野村さん:そうですね。生産・製造・販売まで、全て一貫して行っています。摘んだら、すぐに横の工場で製造しています。お茶を作るには、まず蒸して、もみながら乾かして加工するという形です。最近は紅茶を作っておりまして、工場は紅茶を作る仕様にもなっています。
ーー紅茶を始めたきっかけはありましたか?
野村さん:僕が家を継いだのが2013年で、継ぐときに「茶業研究所」(茶の耐寒性品種の育成や栽培などを研究し、狭山茶の振興を図っている)で半年間お茶の勉強をさせて頂きました。
そのなかで「紅茶も作ってみたら?」と先生からアドバイス頂きました。「緑茶を作る機械の一部を使って、紅茶は作れるんだよ」って教えて頂いたんです。それに、国産の紅茶ってあんまり出回っていないんですよね。スーパーで並んでいるのは、海外の紅茶ばかりだと思います。
僕が働く前でしたが東日本大震災があって、原発事故の風評被害を狭山茶の産地はもろに受けたんです。実際にはお茶からセシウムが出ていなくても、お客さんが離れていってしまったところもありました。緑茶自体の経営が、右肩上がりではなかったんです。そういった背景もあって、紅茶を始めることにしました。
販売所では、野村園で育てている緑茶・ほうじ茶・紅茶を試飲して購入できる。
ーー家業を継ぐときには、どのような思いで継がれましたか?
野村さん:もともとサラリーマンをやっていて、その時には家を継ぐということを全く考えていなかったんです。お茶だけじゃなく日本の農業全体をみると、後継者不足なところがあるじゃないですか。川越でも野菜農家をしているところは多いですが、子どもがやらないからを経営を止めるところも多いと聞いています。
狭山茶も、これからを担う僕らがやらなければ簡単に途絶えてしまうと思いました。それで「せっかくならやってみようかな」と思い、30歳のときに家業を継ぐことにしました。
同じ葉から緑茶・紅茶・ほうじ茶を作りわける
ーー調べていまして、お茶は5月上旬に一番茶・6月中旬~下旬に二番茶を摘むということを知ったのですが、繁忙期にお邪魔してしまったのではと心配していました。
野村さん:今年は一番茶の時期が早かったんですよね。例年では5月の7~8日から一番茶ってスタートするんですが、今年は一週間くらい早くて4月30日くらいからスタートしていました。二番茶は、大体一番茶の後から45日後といわれています。だから、6月の上旬あたりに二番茶は一区切りついていました。今は二番茶の新芽で、雨の合間を縫って紅茶作りをしています。
ーー緑茶と紅茶は、同じ葉っぱから作られているんですね!
野村さん:そうです。同じ葉っぱから、緑茶も紅茶もウーロン茶も作れます。発酵させないのが緑茶、完全に発酵させるのが紅茶、半発酵するのがウーロン茶ですね。
ーー同じ葉っぱなのに、全く違う香りになるから不思議ですね。
野村さん:そうなんですよね。僕もそれを7年前に研究所で初めて知りました。
ーー緑茶には、健康効果などもあるのでしょうか?
野村さん:一番茶は、カテキンなどの健康成分を含んでいます。血圧や血糖値、コレステロール値を下げるなど、カテキンにはさまざまな健康効果があるといわれています。抗ウイルス作用も、カテキンにはありますから。
中央と右側の可愛らしいパッケージは奥様がデザインされている。贈り物としても喜ばれるパッケージ。
ーー秋にもお茶作りをする農園もあると聞いたのですが、野村園ではいかがでしょうか?
野村さん:うちでは、秋の葉っぱでお茶作りはしません。狭山茶の産地でも、秋の葉っぱでやるところはありますね。
ただ、品質的に一番良いのが一番茶、二番目に良いのが二番茶です。時期を経るごとに、葉の品質は下がってしまうんです。面積が広い茶畑でもないですので、良いお茶だけを提供するスタイルでやっています。それに、葉っぱを摘まないことで、木が休まるんですよね。
ーーお茶の木というのは、シーズンごとに植え替えるものなのでしょうか?
野村さん:うちでは、樹齢30年40年、50年くらいの木もあります。木が伸びたら摘採して、枝を切り落として芽が出てくるのを繰り返します。病害虫や寒さにやられてしまう木があれば伐根して、新しい苗を植えることもあります。
ーー埼玉県はお茶の木にとってかなり寒い地域だと知ったのですが、寒さがお茶に与える影響などはあるのでしょうか?
野村さん:お茶の木っていうのは椿科の木なので、寒さに弱いんですよね。
だから、寒さには一番気を遣います。九州は秋も暖かいので、秋の葉っぱの芽もしっかりと伸びて、秋でもしっかりと量が採れるんです。でも、こちらの地域は寒くなるのが早いですから、秋の葉っぱを採ろうとしても量があまり採れないんですよね。
こちらは、minneなどのオンライン限定で販売しているパッケージ。季節折々のギフトに選びたい。
ーー台風などの災害に気を配っていることはありますか?
野村さん:野菜などと比較して、台風にはそんなに気を遣う作物ではないです。
やっぱり寒さと日照りですね。日照りが何日も続くと、お茶の木は弱ってしまいます。そうしたところに水を撒くと、何日も続けて水を撒く必要があります。ただ、植えてから1~2年目の小さい木はあまり根が張っていないですから、そういうところだけ頻繁に水をあげるということはします。
ーー害虫対策などはされていますか?
野村さん:害虫対策はやっています。木に虫がついたり病気になったりしますので。雨が続くと、お茶の木にもカビが生えることがあるんです。これを炭疽病(たんそびょう)といいますが、その対策として農薬で少し防除するということはあります。
ーー木を守らなければいけないときは、農薬も最低限は必要になりますよね。
野村さん:そうですね。農薬は基準が定められていますから、それを超えないようにしています。
埼玉県の農薬や化学肥料の基準があるんですけれども、「特別栽培農産物」に認定されることを目指して管理している状況です。
参考
その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。
農林水産省:特別栽培農産物に係る表示ガイドラインより引用
野村園の販売所のすぐ隣に工場が併設されている。
ーーお茶の販売において、横の繋がりやネットワークは利用されていますか?
野村さん:お茶屋さんのなかにも、団体がいくつかあるんですね。
茶業青年団や研究会、手でお茶をもむ「手もみ保存会」というものがあって、僕も入っています。そういった団体で出店やイベントをしたり、小学校で手もみを教えたりというPR活動を続けています。今後も、地元や周りに狭山茶の魅力を伝えられるような活動をしていきたいと思っています。(感染症の影響で、現在は出店やイベントは行っていないとのこと)
二番茶を摘み終わった茶畑では茶摘み体験の準備を
ーーお茶の葉っぱは、どのように摘まれているのでしょうか?
野村さん:お茶の管理をするのが「レール型摘採機」というものなんです。奥の畑見てもらうと、レールが入っていますよね。あのレールの上を走行しながらお茶の葉っぱをとる「レール型摘採機」をメーカーがもう作っていないんです。廃盤品で修理もきかないものですから、「乗用型摘採機」という人が乗って運転するような機械を利用しています。
こちらが乗用型摘採機の「ななこ」
野村さん:だから、手前の木は「乗用型摘採機」用に形を整えて、お茶の木を低く下げる管理をしています。奥側は、来年も「レール型摘採機」で取り続けようかなと思っています。徐々に、レール型から乗用型に切り替えていきたいですね。
ーーてっきりお茶は手で摘むものなのかなと思っていました。
野村さん:お茶の品評会や「すごく良いお茶を作りたい」というときには、手摘みをします。手摘みにすると、本当に狙ったところを摘めますから。
中央に芯があって、上から3枚の葉っぱの下あたりを摘む「1芯3葉」が良い摘み方だといわれています。機械だと、どうしてもまばらになってしまうんです。手摘みではありませんが、機械で摘んだときに受賞したことは今までにありました。
でも、手摘みには敵わないなというのは感じています。昔は、うちも摘み子さんを雇っていた時期もあったんですが、なかなかやってくれる人がいないというところが多いですね。
ーー茶畑の上で回っているファンのようなものは何でしょうか?
野村さん:「防霜ファン」といいまして、一番茶の新芽が映える時期に霜を防ぐ役割があるんです。品質維持のために回していますね。
ーー二番茶を摘み終わった後もファンを回しているんですね。
野村さん:あれは風で回っているだけなんですが、3~4月くらいにはファンにスイッチを入れておきます。日中は、地面が温められますよね。そして、夜から朝にかけてすごく冷やされるときに、地面の熱って空に向かって放射されるんです。そうすると、地面と上空7mくらいの温度差って10度くらい変わるんですね。
急激に冷やされると、霜の被害が出やすくなってしまうんです。それを防ぐために、「防霜ファン」が上がっていった暖かい空気を下に返してあげています。そうすると、霜の被害を防げるという仕組みなんです。
ーー1つの防霜ファンで、かなり広い面積をカバーしているんですね。
野村さん:そうですね。首振りタイプになっていますので、1つの防霜ファンで1区画分に対応しています。かえって晴れていると霜が降りやすいんです。逆に曇ったり雨が降っていたりすると、霜って降りないんですよ。
ーー二番茶を摘み終わった後に伸ばしている葉っぱもあるんですね。
野村さん:今週末にお茶摘み体験を企画していまして、その方々に摘んで頂きたいなと思っています。そういった体験型のイベントを通して、お茶に触れあっていただきたいです。
ーー小さなお子さんも体験に参加できるのでしょうか?
野村さん:小さなお子さんも参加できます。感染症対策で、体験の人数を絞ったりお菓子も距離を置いて食べてもらったりなどは配慮しています。
ーー今、お父様はどのような作業をされているのでしょうか?
野村さん:今、父は肥料をまいています。摘採をすると、お茶の木ってちょっと疲れてしまうんです。それに対して肥料をあげて、秋に向けて葉っぱを伸ばしてあげるんです。普通は「ふりっこ」という押しながら肥料が出てくる機械を使うんですが、場所によってはピンポイントで手まきをしています。
ーー1柵でお茶はどれくらいできるのでしょうか?
野村さん:1柵で、大体30kgくらいお茶の葉っぱがとれます。蒸したり乾かしたりすると、その量って5分の1ほどになるんですね。だから、1柵あたり6kgくらいのお茶が出来上がるという計算になります。
ーー沢山摘んだ後には、葉っぱの保管も大変そうですね。
野村さん:摘んだ後には、酸化が一番怖いですね。緑色の葉っぱが黄色くなってしまうんです。摘んだ生葉は日光や熱で葉が焼けたり傷んだりしやすいので、なるべく早く製造しています。
ーーところで、茶畑から八高線がよく見えるんですね。
野村さん:鉄道好きの人がふらっと来てくださって、歩道から茶畑と電車を撮っていますね。なんにも言わず、僕が写真にフレームインしたりしています(笑)
受け継いだ工場と父の代から使い込まれた機械達
ーー工場のなかの機械についてお伺いできますか?
野村さん:工場内には、蒸し器→葉打機→粗揉機→揉捻機→中揉機→精揉機→乾燥機があります。300~400kgのお茶の葉を入れて、蒸し器へと移動します。
こちらが粗揉機という機械で、お茶が入っていってもみながら乾かします。次に揉捻機で、重しをかけてお茶をもみこみます。お茶の茎や葉のパーツがバラバラになっているのですが、水分量をまとめてもむことで、均一にするような機械です。さらに、中揉機で熱風を当てながら水分を取っていきます。
野村さん:そして、精揉機で1時間くらいかけてお茶の形を整えます。下が鉄板になっていまして、お茶を熱しながら水分をとって、お茶の細長い形に整えていきます。
最後が乾燥機。水分量3~5%くらいまでになるように乾燥して、下に落ちて上のパイプに上がって向こうの茶箱に落ちて完成になります。
蒸しから始まって、全部の工程をするのに大体6時間くらいかかります。
ーー繁忙期ではどのような働き方になるのでしょうか?
野村さん:4~5時に起きて畑に行って、摘んで、すべての工程が終わるのは日付を越えてしまうときもありますね。
機械の処理能力にも、限界がありますから。葉打機には、1回に60kg分しか入らないんですね。大体30~40分動かして、次の工程へ移すので機械に合わせながらの作業です。
大きな工場ならもっと多くのお茶を製造できると思うんですが、これくらいの規模では時間もかかってしまうんです。
ーー紅茶作りでも同じ機械を使われているのでしょうか?
野村さん:今は紅茶を作っていますが、葉っぱを摘んできたらコンクリにシートをひろげて、24~48時間くらいかけて萎れさせます。その工程をすることで、葉っぱから果実のような香りがしてくるんです。重さでいえば30~40%程度減ったところで、揉捻機に入れて発酵を促しています。
葉っぱを発酵させると、茶色になりますね。最後に乾燥機に入れて、紅茶作りは出来上がりです。だから、柔捻機という機械だけで、紅茶は作っています。
ーー紅茶作りの方が緑茶作りよりも、ステップが少ないものなんですね。
野村さん:ステップは少ないんですが、時間がかかるんです。緑茶でいえば揉捻機に入っている時間は20~30分ですが、紅茶なら1時間半は入れっぱなしになります。発酵も、たまに天地返し(下層の葉と上層の葉を入れ替えること)しながら1時間半かかります。そう考えると、紅茶の場合は手作り感が強いなと感じています。
ーー感染症の流行で苦労されていることはありますか?
野村さん:やっぱりお茶って、飲まないと味はわからないと思うんです。あれこれ試飲して頂いて、気に入ったものがあれば買ってもらうという対面型のサービスがやりづらくなりました。
2~3年前からECサイトも始めていますが、対面型でできていたアピールというのがどうしてもできません。ホームページを新しく作って、より対面型に近い、お茶の魅力を伝えられるサイト作りができたらと思っています。
ーーインターネットを活用するのも、なかなか難しいところがありますよね。
野村さん:SNSは、2年前から始めました。「お茶農家がこういうことをやっているよ」と発信しているので、親近感を持ってもらいたいです。それが商品に繋がっていければなと思っています。
ーー夏場はどのようなお仕事をされていますか?
野村さん:7月下旬になれば手が空きますので、肥料をあげたり土壌改良剤を少し撒いたりするくらいです。夏ってお茶の需要が落ちるので、なるべく皆さんに飲んでもらえるように水出し緑茶の販売とかPRに力を入れています。
ーー販売まで一貫してやられているのは、本当に大変ですよね。
野村さん:そうですね。昔は、飲み物の種類はそんなに無かったんです。
家庭に急須があって、家で緑茶を飲むのが当たり前でした。今では、急須をお持ちでない家庭も増えています。そういったなかで皆さんに届くようにお茶を宣伝して、販売に力を入れたいと思っています。
ーー狭山茶を飲んだら「緑茶って、こんなに美味しかったんだ!」って感動する若者も沢山いると思います。
野村さん:ありがとうございます。急須で飲むのはハードルが高いものと実感していますので、ティーバッグやパウダーなど、いかに簡単に美味しくお茶を飲んで頂けるかということを考えています。
ーー最後に、お客様へメッセージをお願いします。
「お客様にお茶を飲んでもらいたい」という思いが一番です。
販売所に来て頂ければ、味を飲み比べて頂いたり、工場見学やお茶摘み体験もしています。秋にもお茶摘み体験を企画したいと思っていますので、お気軽に来て頂きたいです。
メモ
野村園さんからお土産に頂いたお茶の可愛いパックと、購入させて頂いた緑茶と紅茶のティーバッグ。
~編集後記~
野村園さんの水出し緑茶を飲みながら、この取材記事を書かせて頂いています。緑茶の柔らかな甘みが身体に染み渡ると、野村園さんへ足を運んだときに見かけた小川のせせらぎを思い出します。野村さんがご家族ぐるみで大切に守られている狭山茶を、私も今後は子ども達へと伝えていきたいです。
チェックリスト
- 狭山茶専門店 野村園
- 住所:〒358-0046 埼玉県入間市南峯16
- アクセス:八高線「金子駅」から徒歩7分
- 営業:不定休
- minne:https://minne.com/@nomuraen
- creema:https://www.creema.jp/c/nomuraen
- BASE:https://nomuraen.thebase.in/
(文・写真 / 小春**)